すべては「ちょっとした痛み」から始まった
最初に異変を感じたのは、21歳か22歳くらいの頃だった。
ある日、突然お尻に猛烈な痛みが走った。
座るのもつらいほどの痛みだったけれど、そのときは「よくある痔(切れ痔とか)なんだろうな」と軽く考えていた。
実際、1日か2日経てば痛みはいつの間にか消えていた。
だから特に病院に行くこともなく、そのまま放置してしまった。
それからというもの、3か月に一度くらいのペースで「あ、また痛いな」と思う日があった。
とはいえ数日で治るので、「体調が悪かったのかな」くらいの認識だった。
それに加えて、正直なところ肛門科に行くこと自体に少し抵抗があった。
人に尻を見せるのは当然恥ずかしいし、
「大したことじゃなかったら余計に恥ずかしいな」という気持ちもあった。
そんな理由もあって、結局そのまま放置してしまっていた。
今思えば、この時点で病院に行くべきだったのだと思う。
ある日、突然の異変
そんな生活を続けているうちに、気がつけば数年が経っていました。
私はすでに26歳になっていました。
ある日、家の近くの商店街を歩いているときのことです。
ふと、お尻のあたりにこれまで感じたことのない違和感を覚えました。
「なんだろう?」
そう思い、近くのトイレに入って確認してみると、
そこには信じられない光景がありました。
肛門のあたりから、黄色い膿のようなものが出ていたのだ。
最初は「お尻のあたりにできたニキビが潰れただけかな」と思った。
実際、そのあたりにはニキビができることもよくあったからだ。
しかし、様子がおかしい。
拭いても、拭いても、数時間後にはまた同じような膿が出てくる。
それが何日も続いた。
さすがにこれはおかしい。
痛みよりもつらかったこと
これまでのような痛みなら、まだ我慢できたかもしれない。
でも、膿が出るとなると話は別だった。
当然、下着は汚れる。
仕事中も「今、膿が出ていないだろうか」と気になってしまう。
気になって頻繁にトイレへ行くようになり、常に不安がつきまとった。
外出中は、尻にティッシュやトイレットペーパーを挟んで過ごすようになっていた。
「このままじゃまずい」
そう思い、ようやく重い腰を上げて、
人生で初めて肛門科の門を叩くことになった。
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